[個人輸入]インデラル通販が規制に!購入可能な販売店&代わりの緊張薬は?【プロプラノロール】

高血圧や狭心症、不整脈などの治療に使われるインデラル。緊張状態を緩和する働きもあるとされ、あがり症対策に使っている人もいますね。

残念ながら、そのインデラル(プロプラノロール)の個人輸入が規制されると厚生労働省から発表されました。

プレゼンなどの緊張対策として使っていた人は病院で処方してもらいにくいためガッカリされているかもしれません。

規制によって通販できなくなる緊張薬や、現在もインデラルを購入できるサイトを今回はまとめてみました。インデラルの代わりとなる緊張薬も調べているので、個人輸入している方は参考にしてくださいね!

【販売終了のお知らせ】

インデラルの個人輸入は規制されたため、代行サイトでの販売も終了しました。今後はネット通販で入手することはできません。

代わりの商品を探している方は、『インデラルの代わりでオススメの緊張薬は?』からお読みください。効能が似ていて、私が現在使っているものを紹介しています。

インデラル(プロプラノロール塩酸塩)が規制に… いつから個人輸入できなくなる?

厚生労働省の発表によると、インデラルの有効成分であるプロプラノロール塩酸塩は2019年1月1日から規制となります。

事の経緯は2017年6月に『スマートドラッグ』(記憶力や集中力を高める効果がある薬)の規制が厚生労働省の医薬品医療機器制度部会で検討されたこと。

当初はピラセタムアクセプタ(ストラテラ)だけが規制対象だと噂されていました。しかし、11月に開催された2回目の部会ではインデラルや利尿剤のラシックス(フロセミド)も規制医薬品リストに入っていました。

インデラルは高血圧・狭心症・不整脈などに適用のあるβ遮断薬というお薬。記憶や集中力など認知機能を改善する効果はありません。

一部の個人輸入代行系の通販サイトではインデラルを「緊張を抑える薬」としてスマートドラッグのカテゴリに入れていたため、規制リストに加えられたのかもしれませんね…

1月26日にパブリックコメントの募集が終了し、10ヶ月ほどの審議期間があり、11月26日に正式に規制が発表されました。

インデラル(プロプラノロール塩酸塩)を含む25品目の個人輸入が2019年1月1日より規制となりました。以降は薬監証明がないと輸入できなくなるので、個人使用目的での輸入は不可能になりました。

厚生労働省発表の規制対象品目リスト(PDF)

ベータプロ・プロプラノロールWZFなどのジェネリック薬も規制対象

ベータプロ(Betapro)・プロプラノロールWZF(Propranolol WZF)

インデラルの有効成分自体が規制になったためジェネリック薬も通販で入手できなくなります。

海外製のジェネリックには、ベータプロ(Betapro)・プロプラノロールWZF(Propranolol WZF)などがありますが、先発薬のインデラルと同じくこれらの個人輸入も規制されます。

テノーミン・ナドロールの個人輸入も規制です

テノーミン(アテノロール)とアポナドロール(ナドロール)

インデラル(プロプラノロール)以外のβ遮断薬も規制対象となる予定です。アテノロール(商品名:テノーミン)ナドロール(商品名:ナディック)の個人輸入もできなくなります。

個人輸入ユーザーは少ないようですが、インデラルの代わりにこれらを使うことはできません。

心拍に作用するβ遮断薬をあがり症対策の緊張薬として使用することが問題視されているのかもしれませんね。

インデラルを通販で購入できるサイトの価格比較・最安値

通販価格比較(最安値)

この記事を書いている時点では、まだインデラルの個人輸入は規制されていません。インデラルを通販で販売しているサイトを調べたところ、いくつかあったのでご紹介しておきますね。

海外製のインデラルはプロプラノロール塩酸塩が10mgと40mg含有の商品があります。どちらも1箱600錠入りです。

現在40mgの在庫がなく、「入荷未定」や「販売終了」となっているサイトが多いです。10mgの方はまだ少しだけ在庫が残っていることがあります。

インデラルが必要な方は下記サイトをチェックしてみてください。

厚生労働省による規制のため、下記サイトでのインデラル(ジェネリック含む)の販売は終了しました。
β遮断薬の『メインテート』は現在も購入できます。

Inderal 10mg/40mg
通販サイト10mg90錠40mg90錠送料無料ポイント
オオサカ堂2,115円2,168円
アイドラッグストアー2,500円×
KUSURIYA33,060円
ビューティーアイランド6,000円

オオサカ堂が最安値!送料無料で最短5日で到着

オオサカ堂ロゴ

オオサカ堂でのインデラルの販売は終了しました。

私が調べた時は多くの通販サイトで在庫がなくなっていました。在庫があるサイトで最安値だったのはオオサカ堂でした。

オオサカ堂は20年以上運営している最大手の個人輸入代行サイト。大手だけあって在庫がまだ残っているようですね。

90錠の小分けも商品リストにありますが、私が調べた時は入荷待ちとなっていました。1箱600錠なら購入できるので必要な方は検討してみてください。

海外製のインデラルは成分量の多い1錠40mg含有の方が価格が安くなっています。服用量を調整した場合は、カッターなどで簡単に分割できますよ。

オオサカ堂のインデラルはシンガポール発送で約5~10日で届きます。

オオサカ堂の通販サイトとしての特徴

Amazonや楽天では当然購入できません

インデラルは医師の処方箋が必要なお薬です。Amazonや楽天市場、Yahooショッピングなどの通販サイトでは購入できません。

上でご紹介したような海外製医薬品の個人輸入を代行してくれるサイトを利用する必要があります。

試しにAmazonで検索してみたところ、アラガンやイララックのような第2類医薬品、セントジョーンズワートのようなサプリメントが表示されました。

インデラルはAmazonの通販で購入できない

これらは気分を落ち着かせる働きがあるとされているので、規制後はインデラルの代用として検討してみてもいいかもしれませんね。

インデラルの代わりでオススメの緊張薬は?

最後に、個人輸入できるものでインデラルの代わりとなりそうな商品について調べてみました。

インデラルと全く同じ効果は期待できるかは分かりませんが、用途によっては十分役立ってくれるかもしれません。

メインテート(ビソプロロールフマル酸塩)

ビソプロロールフマル酸塩は、インデラルの有効成分プロプラノロールと同じβ遮断薬です。日本ではメインテートやウェルビーなどの商品名で処方薬として販売されています。

ビソプロロールフマルはβ1選択性があり心臓のみに作用します。プロプラノロールは気管支などにも作用するβ1非選択のお薬です。

薬理的効果はインデラルと似ていて心拍を抑える働きがあり、高血圧や不整脈、狭心症などに適用があります。

メインテートの添付文書

大手通販サイトのオオサカ堂でのカスタマーレビューを見ると、血圧や心拍を下げるために使用している人が多いです。

緊張緩和に対しては「穏やかな効き目」という声がいくつかあったので、メインテートはインデラルと比較してゆっくりと効果がでるのかもしれません。プレゼン時など大事な場面でインデラルと併用している人もいました。

メインテートの有効成分ビソプロロールフマルは、現在のところ個人輸入が規制される予定はありません。

個人輸入ではメインテートのジェネリック薬であるビセレクト(Biselect)という商品が定番。オオサカ堂では300件以上ものレビューがある人気商品です☆

⇒ メインテート(ビセレクト)の口コミはこちら

プロバンサイン(プロパンテリン)

プロバンサイン

プロパンテリン臭化物は抗コリン薬という種類のお薬。神経伝達物質のアセチルコリンを抑え、多汗症にも適用があります。

顔汗や手汗など全身の汗に効果があると言われています。

日本ではプロバンサインという商品が販売されており、個人輸入ではプロスパスというジェネリック薬も購入可能です。

緊張時の汗を抑えるためにインデラルを使っていた人は、代わりにプロバンサインやプロスパスを使ってもいいかもしれませんね。

なお、あがり症や心拍を抑える効果はありませんので、緊張状態そのものを緩和する効果は期待できません。

⇒ プロバンサインの口コミはこちら

テルネリン(チザニジン)

チザニジンを有効成分とするテルネリンは、筋肉のコリをほぐし痛みを和らげる働きのあるお薬です。

テルネリンの添付文書

インデラルのような心拍を落ち着ける効果はありませんが、緊張すると体が強張ってしまう人がその対策として個人輸入しているようです。

オオサカ堂でテルネリンを購入している人のレビューを見ると、インデラルより効果が穏やかという声が多いです。その分、持続時間が長いという口コミもありますね。

インデラルとテルネリンは作用自体が違うので単純な比較はできませんが、緊張時の肩の力を抜く目的にはいいのかもしれません。

⇒ テルネリンの口コミはこちら

ハイプナイト・ハイプロン・メラトニン

後は、ハイプナイト(有効成分エスゾピクロン)やハイプロン(有効成分ザレプロン)のような睡眠薬として使われるものをインデラルの代わりにしてもいいかもしれません。

緊張を抑える目的としては強すぎる場合は、メラトニンのようなサプリメントもありかもしれません。こちらの方が副作用も少なく安全に試せるかと思います。

メラトニンサプリでは『メラトニンタイムリリース』という商品が人気。メラトニン5mgにビタミンB6(ピリドキシン)を10mg配合したサプリです。

オオサカ堂では500件以上もレビューのある定番商品で、緊張時の気分緩和のために使っているという方もいました。

ただ、眠たくなるので仕事用には向いていないかもしれません。

⇒ メラトニンの口コミはこちら

私はメインテートのジェネリックBiselectを購入

私はたまにインデラルを使っていたのですが、規制されたのでメインテートのジェネリック(Biselect)に切り替えました。

こちらがオオサカ堂で通販した商品。

私が購入したビセレクト(Biselect)5mg

しばらく使ってみた感想としては、私の場合は十分インデラルの代わりとなる感じでした。

ネットの口コミでは「少し効き目が弱い」とありましたが、確かにその通りかもしれません。私は通常は1錠にして、絶対に緊張を抑えたい時だけ2錠飲んでいます。

2錠飲むとやはり効き目が強く、インデラルとほぼ同じくらいの効果を実感できています。

汗対策は既にプロバンサインをもっているので、併用すれば緊張した時に酷い状態にならずに済むかなと考えています。

くすりエクスプレスのプロバンサインの錠剤

インデラルの完全な代わりにはならないと思いますが、規制になったものは仕方がありませんよね。

どうしてもインデラルでないとダメという方は、処方しくれるお医者さんを探してみてください。

あと、インデラルの規制を良い機会ととらえて、認知行動療法など専門的な治療を受けてみるのもいいかもしれませんね。

まとめ

  • インデラル(プロプラノロール)は2019年に規制
  • 規制後は個人輸入代行サイトから通販できなくなります
  • ベータプロなどのジェネリック薬も同様です
  • β遮断薬のテノーミンとナドロールの個人輸入もNG
  • インデラルの代わりにはメインテートなどがある
  • 私はメインテートとプロバンサインを緊張対策に使う予定です